
旅の醍醐味といえば、なんといっても行く先々のうまいもの。
タコめし、鯛めし、アナゴの刺身など瀬戸内の海の幸のほか、伯方島では伯方の塩ラーメンも堪能しました。
ですが、一番印象に残っているのは終着地・今治の焼き鳥でしょうか。何やら今治市は人口一人当たりの焼き鳥屋数が日本一だとか。まっぷるによれば、地元では焼き鳥四天王と呼ばれる店まであるようです。
今回おじゃましたのは「世渡」さんというお店。今治の焼き鳥の特徴は鉄板で焼くことらしく、人気メニューの「皮」なんかは普通の焼き鳥屋とは違って串に刺さずに皿で出てきます。カリカリした食感と甘辛いタレが実においしいのです。
それと「せんざんき」。
あちらでは鶏の唐揚げをそう呼ぶのだそうですが、これまたおいしい。おかわり自由の生キャベツも特徴らしいです。
それよりも何よりも良かったのはお店の大将。
実に怖そうなんですよ(笑)
カウンターにテーブル、奥には個室の座敷もある結構広めの店なんですが、調理は一人でやられているよう。
ちょうどその日は満席で獅子奮迅の働きです。
ちょっとミスをしたバイトさん?(トロめのきれいな若奥さん風)には容赦ない叱責の声が。
たまねぎ焼き2人前を注文したカップルには、焼き鳥屋に来てたまねぎ2人前も食べやがるのかと心外そうな雰囲気を醸し出します。
食べると言うカップルに厚めの輪切り2枚を両手で持って、うちの1人前は多いがほんとに2人前食うのかと翻意を促します。
譲らないカップルに「ったく、たまねぎはうちで食え」と吐き捨てる大将(笑)
鶏料理専門店かと思うぐらい、メニューが鶏、鶏、鶏の中、野菜焼きはたまねぎとピーマンのみ。
カップルには気の毒な気もしますが、悩んだ末にピーマンを選んだ僕は彼らの2つ隣で胸を撫で下ろしてました。
来たピーマンは肉詰めで、箸休めにはなりませんでしたがね。
そんなこだわりを見せる大将ですが、気さくに声をかけてくれて結構会話も弾みました。
びびりながら「いやいや、うまいっすよ」を連呼(実際うまい)して、鳥ばかりばくばく食べてたのが気に入られたのか、帰りには「皮丼」をお土産にくれました。
「東京で宣伝しといて」と大将。
これは宣伝になっているだろうか?(笑)
というわけで、今治に行かれた際は皆さんもぜひ行ってみて下さい。
いいお店ですよ。
そうそう、こういう出会いも旅の醍醐味ですよね。